『病み垢』とは|SNSで病み垢を作る人の心理と特徴を解説

2019-07-09

#メンタル

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ネガティブな発言ばかり、病み発言ばかりを繰り返し呟くアカウント、通称『病み垢』。「死にたい」「構って」愚痴や文句、不平不満に満ち溢れた病み垢をTwitterやInstagramで見かけたことはありますか?メンヘラな病み垢がネット上でネガティブな発言をする理由をとくとご覧あれ。

病み垢とは

『病み垢』とは「精神的に病んでいるような投稿を繰り返すSNSアカウント」の総称です。


「病みツイートばかりするアカウント」を略して「病み垢」。


主に《Twitter》や《Instagram》で心を病んだ人が「日頃の愚痴」や「悩み」を吐き出すために作ります。


その他にダークな世界観や自分の価値観を発信するアカウントも病み垢と呼ばれることがあります。


(人によっては『ファッションメンヘラ』と混同する面も)


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病み垢の特徴とは

愚痴や悩みを吐き出すSNSアカウント『病み垢』。


ネガティブ発言以外にも特徴的な要素が存在します。


パッと見で「あ、こいつ病んでるな」「メンヘラじゃない?」と思ってしまうアカウントもいれば…


SNS上で投稿を見るうちに「あ、これサイコな病み垢だ」と気づくものまで様々。


もはや「病み垢インフルエンサー」まで存在すると言えるくらい一般化した『病み垢の特徴』をご紹介します。

「愚痴・文句」投稿がメイン

病み垢で投稿されるものは、愚痴や文句が大半。日頃の悩みや鬱憤を晴らす目的として作られます。


リアルの場で愚痴や文句を言ってしまっては嫌われてしまう原因になりますが、SNS上でいくら愚痴を呟いても咎める人はいません。


むしろ周囲も愚痴や文句に対して共感してくれることすら珍しくありません。


職場の上司や嫌いな友達の愚痴、何気ない日常に出てくる登場人物や社会に対して…。


大きな声で言いたいけど言えない現代で、不平不満をなんでも言える場所としてSNSを活用しているのです。


誰かに向けた発信というよりは「自分の心の声」をただ垂れ流しているだけの投稿がほとんどです。


病み垢は心の病みを気軽に吐き出せる《ゴミ箱のようなもの》という表現が的確でしょう。


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ほとんどは鍵垢・顔出しなし

SNSのアカウントは「許可した人しか見れないようにする設定(通称:「鍵垢」)」があります。


病み垢は鍵垢にして「意図せず他人に見られることを避ける」ようにしています。


なんならアイコンも自分の顔写真ではなく《イラストや風景写真》等の本人を特定できないものがほとんど。


病み垢は「見知らぬ他人に慰めてもらったり、無関係なところで愚痴を吐き出す」ためのものなので、


身の回りの知人や友人・家族といった顔を知ってる人から自分の病み垢がバレないようにしているのです。

自撮りが多め

『Twitterにいる病み垢』は基本テキストのみの投稿がメイン。


ただしInstagramが流行したことで自撮りが多い病み垢も出現し始めました。


精神的に病んでいる人にとって周囲との繋がりは重要なポイント。


匿名で自分の世界や愚痴・文句を吐き出す病み垢なのに自撮りアカウントが出てくるのは、周囲の人に身バレはしたくないけど顔でちやほやされたいという承認欲求から生まれています。


病み垢の自撮りは「口元だけ」や「目元だけ」など『顔の一部を載せる』のが主流です。


見せたくない部分は画像が切り取られてたり、加工スタンプを押して隠しています。

薬飲んでるアピールをする

メンヘラが多く、精神安定剤を多用するタイプの病み垢も存在します。


中には、薬の画像を頻繁に載せる人もいるくらい。


錠剤やカプセルを無駄に並べた写真を載せたり、「今からお薬キメる」とわざわざツイートで報告したり。薬を飲むことをアピールしているかのような投稿だって珍しくありません。


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言ってることがコロコロ変わる

昨日まで「死にたい」と言ってたのに今日は「人生最高」と言ってたり。


病み垢は本当に情緒不安定で、言ってることが二転三転します。


相手に対して悪口を言ってたとしても、脅すようなことを言っていたとしても。


リアル世界で実際に行動に移す人はほとんどいませんよね。


もちろん病み垢も同じです。「死にたい」と言ってても、翌日にはケロっとしてることが多いですから…。


病み垢で発した愚痴や文句はあまり真に受けなくてもいいでしょう。


本当に辛そうに見えたら「カウンセリングを受ける」ことを紹介してあげてください。


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リアルに頼れる友達が少ない

顔も知らない、本名も連絡先も知らない人に、不安や暴言を発することはできても…。


顔を知ってる知人や友人にまで、暴言や本音を投げかけられる人は少数派ですよね。


基本的に病み垢を使う人はリアルに頼れる友人が少ない傾向にあります。


中には知り合いや友達と繋がる「リア垢」と自分を知らない人と繋がる「病み垢」の二つ持ちをしている人も出始めています。


多感な10代~20代にとって、本音を吐き出せる場所が『病み垢』なのです。

病み垢を作る理由

病み垢は「心の病み」を持っている人が作るもの。日常生活や人間関係でトラブルを抱え、悩みを持っているからこそ作るのです。


ただし、「心の病み」は人それぞれ違います


誰かに嫌なことを言われたからとか、仕事で失敗したからとか、彼氏から離れられないほど好きだからとか。


溜まったストレスを誰かに文句を言われずに吐き出せる場。


『病み垢を作る理由』の根本にはストレスとコンプレックスが存在するのです。

愚痴を吐き出すことでスッキリしたい

病み垢を作る最も多い理由は『愚痴を吐き出したいから』


日常生活では毎日愚痴や文句を言い続けるわけにはいきません。


”何か”に対する不平不満をぶちまけたい。でも声に出して言うことはできない。周りの人に対して愚痴を言ったら嫌われてしまうし、そもそも声に出せる勇気もない


気軽に負の感情を投稿できる「病み垢」はストレス発散にちょうどいい場所なのです。


愚痴を吐き出す場として「匿名で知り合いがいない」SNSを選ぶのは当然のことなのでしょう。


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誰かに見てほしい

SNSは自分の投稿をシェアし、共感してもらうもの。根本にあるのは”承認欲求”。


『承認欲求を満たす』というSNS本来の利用方法を120%使っているのも病み垢の特徴です。


承認欲求を得たいがために「死にたい」とツイートしたり、自撮り画像を載せたり…。


病み垢じゃなくても投稿を載せる人はいますが、「載せるのが楽しい」だけという人はなかなかいませんよね。


結局のところ病み垢を使う人はフォロワーからの反応を求めています


「死んじゃダメだよ!」「どうしたの?話聞くよ!」というコメントが欲しいから、病み垢は病み投稿をするのです。


「誰かが心配してくれている」

「誰かが彼が見てくれている」

「自分はまだ必要とされている」


と感じることで、生きる原動力に繋げています。


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匿名だから気兼ねなく投稿できる

「Twitter」や「インスタグラム」はアカウントを複数持てる上に匿名利用もOK


匿名アカウントなら画面の向こうは自分を知らない人ばかりなので、安心して愚痴や嫌味を吐き出せます。


他人の悪口や日頃の愚痴、知り合いにバレたくない情報まで。


誰でも見れる状況だけど、自分が言ったことはわからない。


自分になんの責任もないからこそ、普段抑えている感情や意見が気軽に出せます。

自分以外の病んでる人を見て安心したい

病み垢を作る理由の一つが『他の病み垢と繋がること』。


自分以外の病んでる人を見て「周りにもっと辛い思いしている人もいるんだ」「同じことで悩んでいる人もいるんだ」と安心したい願望があるのです。


特にSNSは気軽に、一方的に他人の『病み言葉』を見ることができます。


#病み垢さんと繋がりたい」は病み垢定番のハッシュタグ


SNSはメンヘラにとって心の癒しと共感の両方を手に入れることができる場なのです。


他の人の病んでる投稿を見て「自分はまだ大丈夫」と思うことが生きるモチベーションに繋がるのだとか。


自分以外の病みツイートを見て、自分に勇気を与えているのかも。


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病んでる自分に浸りたい

病み垢を作る人の中には「病んでる自分が好き」という人も。


精神的に疲れていて、病んでることをアピールすれば周りも心配してくれるし、どんどん優しくしてくれます。何よりも「これだけ辛い現実で頑張ってる自分」に酔えます


自分が病み続けていれば周りはずっと優しいままだし、悲劇のヒロイン気分を味わえるし…。


病み垢はヒロイックな感情を満たすツールとしても使えるのです。

周りから慰めてほしいだけ

病み垢の中には本気で病んでいる人もいれば、「病んでるアピールだけ」で全然病んでいない人も存在します。


飲んでもいない薬の画像を載せてみたり、リストカット画像を引っ張って投稿に載せてみたり。


過激な投稿をすれば周りが反応してくれる、慰めてもくれる。構ってもらえるだけで嬉しい


承認欲求を満たしたいがために『エセ病み垢』を作る人もいるのだとか…。

まとめ

気軽に日々の悩みを発散できる《病み垢》。


上手く使えばストレス発散の一つとして使え、同じ悩みを持った仲間と繋がることもできます。


日頃から愚痴や不満が溜まっている人は一度病み垢を作成してみてはいかがでしょう。


ストレス発散もでき、大きな心の支えになるかもしれませんよ。


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